20191001

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週末滞在した九州から戻る日のこと。家を出る直前に突然雨がどっと降り出した。傘いるかなぁなどと言いながら急いで車に乗ると雨が上がる現象に(その間5分ほど)母と妹が大笑いしながら見送ってくれた。


先日はmiu mauのスタジオのため福岡へ。博多駅周辺を少し散策し、デパ地下の賑わう空気の中で、チェックイン後に食べるシャインマスカットのタルトを買ってスタジオのある清川方面へ。博多駅から1本で行ける西鉄バスが新しくなっていて快適だった。この夏は新曲をずうっと作っているので、先に二人に渡していた新曲をスタジオで前に進める。スタジオの時間というのは年々貴重で大事な時間になってきているので、音を鳴らすことは素直に喜びでもあった。二人が鬼曲と呼ぶ難曲をいつの日かライブで演奏するのが楽しみだ。スタジオ前にみんなで行けたらいいねと言っていたスパイスカレーのお店、加藤小判は定休日で今回は残念だったけれど、東郷清丸さんのライブも見ることができたし、偶然いろんな方にも会えて幸せな気持ちに満たされ福岡から熊本へ向かった。晴天の中到着した熊本の街並みは、変わっていくものと変わらないものが混在する。地震後から再建途中だった熊本城の天守閣の囲いが外れたり、熊本の都市バスの上りの行き先が「交通センター」から新しく「桜町バスターミナル」に変更になっていた。10代20代と思い出深い熊本パルコは来年営業を終了することが決まっているそうだ。今でも鶴屋の壁時計を見上げて時間を確認するほどに当たり前の存在になっている鶴屋本館の外観は子供の頃からの記憶のままだし、店内はどの階も多くの人で賑わっていた。










姪の晴れ舞台にとても感動したし、目的のひとつだったお墓詣りにもいくことができた。10代後半から通っていたお店の店員さんとばったり遭遇し声かけてくださって20年ぶりくらいにお会いできて嬉しかったし、普段テレビをつけないので、実家にいたおかげで12年ぶりの復活ドラマをタイミングよく見ることができた。今年前半は母のこともあり熊本で多くを過ごしたりと何かと「熊本」なことが多い今年。熊本に住みながら人生で初めて作品としてリリースすることになったCDの発売は20年前の10月だったそう(99年リリース)。文章みたいな名前のバンド名の作品が、全国のレコード店はじめ、足繁く通った熊本のタワレコにも、聴いてきた音楽たちの横に並ぶその光景にじんわりしたのを思い出す。日々を削るように音楽を作り演奏することが全てだった。20代になりたての不勉強な私に力を貸してくださった方々のことを、熊本に帰るたびにいつもいつも想う。当たり前じゃないこと、感動すること、気持ちが例えようもなくいっぱいになること、私にできること、できないこと、周りを思うこと、考えを伝えるということ、時が経ったからこそ新たに気付くことは本当に数えきれない。40代になったこの日々をどうやって編んでいくのか、そのことをずっと考えている。




名義も時代も様々ながらも、私が歌い演奏した音楽を記憶の片鱗に残してくださっていること、新作の発表のたびに気にかけてくださること、
心から心からありがとうございます。






今月は久しぶりのライブです。
お近くの方、ぜひともお待ちしております。




10/6(日)高松iL
OPEN 19:30 / START 20:30
ADV ¥1500 / DOOR ¥1800 (+1D) 

[LIVE]
・吉岡たく
・Masami Takashima (solo set)



 10/10(木)高松TOONICE
“The World of Dust + I am Oak JAPAN TOUR 2019”
 OPEN 19:30 / START 20:00
ADV 2000yen / DOOR 2500yen (+1D)


 [LIVE]
・The World of Dust
・I am Oak
・Masami Takashima + Mineo Kawasaki(cowbells)
・Interesting Results

[DJ]
TEAM BOYS WONDER




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records ( @ ) twin-ships.com