2003/10/01

ピースタイム

パティ・スミスは右手を掲げ、こう言った。
「PEACE TIME!」


先日、福岡で伝説の人パティ・スミスのライブを見た。
久しぶりに体が重くなるほどのものすごい感動があった。
あまりにもすごくて、終わったあとちゃんと歩けないほどであった。
たくさんの言葉を発する力が生まれなかった。
「凄い」という一言だけしか生まれなかった。


本物のパティ・スミスは美しかった。
柔らかい線でノイズを浴びて揺れるパティは美しかった。
女性としての美しさ、男性のような攻撃性、
明瞭なバランス、佇まいの強さ、
大きな視野での包容力、その全てを壊してしまうような破壊力。
感情と思考の間で彼女は生きていた。



本番ぎりぎりに入場したことも理由のひとつだと思うが、
とにかく人が多かった。
私は身長は低くない筈なのだが、前が見えない。
そんなことだろうと予測して、ヒールもので気合をアピールしてみたが
あまり効果はなく、とにかく見えるところへと移動を繰り返し、ライブに集中した。
少し前まで珍しく伸ばしていた髪を切ってしまったことを少しだけ後悔した。